Assist Power Check in JVIA(日本車両検査協会)

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ずいぶんと時間がたってしまいましたが、 JVIA(日本車両検査協会)で、アシスト比率検査を行いました。
今回は、JVIAの検査機器をお借りしての自主検査になります。

検査員の方に説明をいただき、自身で検査機器を操作して、アシスト比のチェックを行いました。
検査ポイントは 5km/h , 10km/h , 15km/h, 20km/h, 24km/h です。

速度を安定させるのに、操作に慣れない素人は手こずりながら、一連の検査が完了するのに 30分程度を要しました。

丸1日、センサーの調整等をしながら、アシスト比が適正値になるように検査を進め、規定値内に収まるようになりました。

最終的な検査結果は以下のようになりました。

速度2°負荷4°負荷規定値
5km/h1.221.462.00
10lm/h1.471.742.00
15km/h1.121.281.29
20km/h0.510.570.57
24km/h000

115km/h , 20km/h では、上限ギリギリの値でした。

この値は、 BAC App. Torque Sensor Gain 17Nm/Volts での値です。
マージンを取る場合、 この値を 15Nm/Volts 程度に設定をすることで、規定値への安全マージンを取ることができます。(この値での設定を推奨します)

実際には、低定速負荷での検査値となるので、坂での走行時には、高負荷となり、アシスト比 2.0を超えてしまうような動作は発生しないようになります。
検査員の方による、正式な試験結果ではありませんが、 JIS D9115 規格に準拠している製品であること説明することができるようになりました。製品の性質上、型式認定は取れないため、この程度が限界かもしれません。

JVIA様に許可をいただき、検査時の様子を流せる範囲で、youtube で公開いたします。